CAGR 計算機
年平均成長率(CAGR)は、開始値と終了値のあいだのならした年成長を測ります。下の計算機で求めたあと、Excel の CAGR 数式(POWER・RRI 含む)をシートに貼り付けてください。
CAGR とは?
年平均成長率(CAGR)は、毎年同じ率で成長したと仮定したとき、開始値から終了値まで到達するのに必要なならした年成長率です。投資、ビジネス指標、期間の異なる二つの数値を比較するときによく使われます。
CAGR が見るのは両端だけです。途中で倍になって半減した投資も、安定して上がった投資も同じ CAGR になり得ます。同条件比較には向きますが、リスクや変動の説明には向きません。
CAGR 数式の内訳
CAGR(Compound Annual Growth Rate、年平均成長率)は start・end・years からならした年成長率を出します。結果は小数(例:0.1)で、Excel でパーセント表示にすると 10% になります。
Excel で CAGR を計算する:4 ステップ
- 三つの入力をセルに置く — 例:B1 = 開始値、B2 = 終了値、B3 = 年数。セル参照にしておけば、数字を変えても数式が自動更新されます。
- CAGR の Excel 数式を書く — 結果セルに =((B2/B1)^(1/B3))-1 と入力。先に end÷start、次に 1/years 乗、最後に 1 を引きます。
- パーセント表示にする — 結果セルを選択 → ホーム → パーセント(または Ctrl+Shift+%)。0.1 が 10% になります。
- 例で検算する — 100 が 5 年で 161.051 になる場合、CAGR は 10%(0.1)。合わないときは括弧と、年数が期間の長さか(年ラベルではないか)を確認してください。
Excel CAGR の例(貼り付けて確認)
空白シートにこのミニ表を貼り、B4 に数式を入れると結果は 10% になるはずです。
| 項目 | セル | 値 |
|---|---|---|
| 開始値 (Start) | B1 | 100 |
| 終了値 (End) | B2 | 161.051 |
| 年数 (Years) | B3 | 5 |
| CAGR | B4 | =((B2/B1)^(1/B3))-1 → 10% |
検算:((161.051 / 100) ^ (1/5)) - 1 = 0.1。これが「Excel CAGR calculator」でよく探す書き方です。
セルを合わせて作る Excel 数式
自分の表に合わせてセルを変え、結果セルにコピーして貼り付けてください。
=((B2/B1)^(1/B3))-1ほか二つの Excel CAGR の書き方
POWER 関数
^ 演算子と同じ結果で、面接や古い版との互換説明では読みやすいです。Google スプレッドシートでも使えます。
RRI 関数(新しい Excel)
RRI(nper, pv, fv) は終価に達するのに必要な利率を返し、数値は CAGR と同じです。Excel 2013 以降で利用可。Google スプレッドシートに RRI はないので、^ か POWER を使ってください。
年数がないとき:日付で CAGR を計算
きれいな年数がなく、開始日と終了日だけある場合は、日付差から年数を出せます。Excel は日付をシリアル値で持つので、引き算で日数が得られます。
B1 開始値、B2 終了値、B3 開始日、B4 終了日。日付の差が日数、365 で割ると年。複数年なら 365.25 の方がわずかに正確ですが、多くの用途では差は無視できます。
よくある誤り
年数の数え方を間違える
CAGR の years は期間の長さです(例:2020→2025 は 5 年)。年ラベルの個数ではありません。
1 を引き忘れる
(end/start)^(1/years) は成長倍率だけ。成長率にするには 1 を引く必要があります。
開始値が 0 または負
ゼロ除算や負数の分数乗は #DIV/0! / #NUM! になります。CAGR は開始・終了が正であることを前提にします。
小数をパーセント表示にしない
数式は 0.1 を返します。「標準」のままだと間違って見えます — パーセント表示にしてください。
負の CAGR と負の終値
終値が開始より低い(でも正)なら CAGR は負 — 縮小を正しく表します。終値自体が負だと分数乗が複素数になり、Excel は #NUM! を返します。そのときは絶対リターンや騰落率を使ってください。
CAGR を使うとき(使わないとき)
CAGR が向く場合:
- 期間の異なる複数の対象の長期成長を比べる — CAGR で同じ物差しに揃える。
- 過去の実績を一つの数字でまとめて報告する。
- トレンドが滑らかに続くと仮定して将来を見積もる。
CAGR を避ける場合:
- リスクや変動を伝えたい — CAGR は道筋をならし、激しい上下を隠すことがある。
- 系列がゼロ始まり、または負で終わる — 数学的に #DIV/0! や #NUM! になる。
- 期間の途中にキャッシュフローがある — IRR や XIRR の方が、複数フローと実日付を扱える。
不定期のキャッシュフローでは、等間隔なら Excel の =IRR()、実日付なら =XIRR() の方が、無理に CAGR を当てるより適切です。
よくある質問
CAGR の Excel 数式は?
=((end / start) ^ (1 / years)) - 1 を使います。B1 が開始、B2 が終了、B3 が年数なら =((B2/B1)^(1/B3))-1。結果はパーセント表示にしてください。
Excel で POWER を使って CAGR を計算できますか?
できます。^ と同じ結果です:=POWER(B2/B1,1/B3)-1。=((B2/B1)^(1/B3))-1 と同等で、Google スプレッドシートでも使えます。
RRI 関数で CAGR を出せますか?
Excel 2013 以降なら可:=RRI(years, start, end)、例 =RRI(B3,B1,B2)。古典的な CAGR 数式と同じ利率です。Google スプレッドシートに RRI はないので、^ か POWER を使ってください。
Excel で CAGR 計算をする標準的な書き方は?
標準は =((end/start)^(1/years))-1 です。例:B1 開始、B2 終了、B3 年数なら =((B2/B1)^(1/B3))-1。.xlsx でも古い .xls でも動きます。
CAGR は成長が一定だと仮定しますか?
はい。CAGR はならした年率で、開始と終了のあいだの変動の道筋は示しません。